JMAS(JMA SYSTEMS Corporation) JMAS(JMA SYSTEMS Corporation)
2016年09月30日

スペシャリストが高品質なクラウド活用サービスを提供

AWS IoTで工場を見える化(フォークリフト動線を把握)

ヒト・モノ可視化

みなさま、こんにちは。JMASの島田です。

フォークリフト動線の実態を捉えるIoT基盤の構築、およびデータの可視化に成功いたしましたのでその取り組みをご紹介いたします。

お客様の工場では、多数のフォークリフトが稼働していますが、積み荷なしの状態での走行がかなりみられています。効率が悪く改善を行いたいが、具体的なデータがないため、改善ポイントをどのように見つけ出せば良いかわからないという課題をお持ちでした。

そこで定期的に信号を発信する『Beacon端末』、汎用的な操作パネルを備える『スマートデバイス』、大量データの扱いが可能な『AWS』を組み合わせて、フォークリフト動線の実態をとらえることができました。

データ取得の仕組み

数百メートル四方の敷地の中で、屋外の積み降ろし場所、屋内への運び込み場所、移動経路の要所など50か所にBeacon端末を設置。Beacon端末から発せられる信号をフォークリフトに搭載したスマートデバイスで常時検知し、AWSへアップロードします。

データ取得の仕組み

取得データの判定

Beaconの設置位置や信号の強弱より、屋内外を問わずフォークリフトの位置を計測し、位置情報を時系列に分析することで運転/停止時間、移動距離、移動経路を把握し、積荷の有無はスマートデバイスを活用して判定しています。

取得データの判定

人よりずっと速く、広い敷地内を一日中走り回るフォークリフト。仮に人が目視で計測しようとすれば膨大な手間と時間が必要になるため、改善ポイントとしてあがっても、計測するまでには至らなかったことをこの度やり遂げました。

今回のフォークリフトの動線分析以外にも、Beaconが発する位置情報の利用やセンサーが発する情報を利用することで様々なシーンで利用できます。それにより、ビジネスは今までよりもさらに便利になり、これまでできなかったことがJMASの得意なスマートデバイス×AWSの組み合わせにより実現可能になります。

みなさまの周りでも可視化したいができない情報などございましたら、是非ご相談ください。

【ご参考】システム構成&モデルケース


システム構成&モデルケース

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