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2018年11月26日

日本能率協会グループからのビジネスに役立つ情報を、若手広報担当がご紹介!

働き方改革の実現に向けて、管理者として高めたいと考えているスキル・能力とは?

こんにちは。日本能率協会グループ ジェーエムエーシステムズの遠藤です。

わたしのコラムでは、日本能率協会グループの各法人のWebサイトから、皆様のビジネスのお役に立てる情報をご紹介します。

今回は、一般社団法人日本能率協会(以下、日本能率協会)が主催する企業の管理者向けセミナーの参加者を対象に行われた「管理者の『働き方改革』に対する意識アンケート」の結果についてご紹介します。

▼詳しくはこちら
管理者の「働き方改革」への意識アンケート


働き方改革の取組みによる変化、「有休取得」「コミュニケーション」は進んでいると感じる一方、過半数が「会議・打合せの時間短縮」が進んでいないと回答。会議時間短縮に向けた具体的ノウハウが求められる

働き方改革の取り組みによる変化について、全21項目の視点から【進んでいる】【進んでいない】【今後の課題】との3つの意識や行動で、評価してもらいました。

【進んでいる】として上位に挙げられた働き方改革の取組みによる変化

  • 有給休暇の取得奨励(62.2%)
  • 自身の有給休暇の取りやすさ(49.0%)
  • 部下との活発なコミュニケーション(47.6%)
  • 部署内のチームワークの活性化(46.2%)
  • 上司との活発なコミュニケーション(44.8%)

など、有休およびコミュニケーションに関する回答が多かった。

【進んでいない】として上位に挙げられた働き方改革の取組みによる変化

  • 会議・打ち合わせの時間短縮(50.3%)
  • 福利厚生の充実化(49.7%)
  • 研究・開発・生産・営業への積極的なリソースの投入(46.9%)
  • 業務へのIT技術(RPAやAIなど)の活用(42.0%)
  • 構造改革への取り組み(41.3%)

など、業務改善や全社的な投資・施策に関することがあげられた。

【今後の課題】として上位に挙げられた働き方改革の取組みによる変化

  • 働く喜びの実感(44.1%)
  • 部下のモチベーション向上(38.5%)
  • 部下への公正な評価(35.7%)

など、モチベーションに関することが上位にあげられた。

働き方改革図表1:貴社の働き方改革の取組みによる変化をご自身でどのように捉えていますか。
(各項目で当てはまる変化を一つ選び、ご回答ください。)

働き方改革実現のため、身に付けたいスキル・能力、人の領域では「コミュニケーション力」が圧倒的多数に。業務の領域では、「業務改善・効率化」「マネジメント力」が上位に

働き方改革の実現のためにどのようなマネジメントに関するスキル、能力を高めたいと考えているかについて「人の領域」「業務の領域」それぞれを自由回答で聞きました。

【人の領域】で寄せられた回答

  • コミュニケーション力(57件)
  • 人材育成力、傾聴力(ともに6件)
  • モチベーションを高める力(5件)

【業務の領域】で寄せられた回答

  • 業務改善・効率化(22件)
  • マネジメント力(15件)
  • 計画・スケジューリング力、業務遂行力(ともに8件)
働き方改革図表2:働き方改革の実現のためにどのような
マネジメントに関するスキル・能力を高めたいと考えていますか。(自由回答)

前項で、働き方改革の成果として、「部下との活発なコミュニケーション」「部署内のチームワークの活性化」「上司との活発なコミュニケーション」「良好な職場雰囲気、風土づくり」が上位に挙げられていたことからも、働き方改革のために、管理職が「コミュニケーション」を重視していることがうかがえる結果となりました。

働き方改革により実現したいことは、「業務改善・生産性向上」「休暇取得」「残業削減」

今後、多様な働き方をする従業員をマネジメントしていく管理職の立場として、どのような働き方改革を実現したいか、自由回答で聞き、得られた回答をキーワードごとに分類したところ、もっとも多かったのは「業務改善・生産性向上」に関すること(11件)、次いで「休暇」(10件)、「残業削減」(7件)とつづきました。

働き方改革図表3:多様な働き方をする従業員をマネジメントする管理職として、
どのような働き方改革を実現したいとお考えですか。(自由回答)

働き方改革の取組みによる変化についてのコメント

図表1で、進んでいる、進んでいない、の項目で上位に挙げられた「有休取得」「コミュニケーション」「福利厚生の充実」「リソースの投入」等について、日本能率協会 経営・人材革新センターは以下のようなコメントを出しています。(以下、コメントタイトルのみ抜粋)

  • 「有給休暇取得」~取得奨励には、仕事の情報共有・フローの明確化が必須~
  • 「コミュニケーション」~管理者の役割としてコミュニケーション活性化を~
  • 「福利厚生の充実」「リソースの投入」~経営の一翼を担う気持ちで管理者自ら提案を~
  • 「働く喜びの実感」~働き方は生き方改革~

▼各コメントの詳細は以下よりご覧いただけます。
管理者の「働き方改革」への意識アンケート

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