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2019年04月22日

人作業の予定と実績を現場で手軽に確認・報告「WorkReport」

設備保全の現場における保全タイミングや設備投資の最適化を実現

あらゆるモノ作り企業にとって大事な「設備保全」

製造業の収益率や生産効率を大きく左右するファクターの1つに、「設備保全」があります。モノ作り企業のビジネスの成否は、「計画通りに製品を製造・出荷できるかどうか」にかかっています。常に計画通り製品を生産できる状態に工場を保てるかどうかは、モノ作り企業にとって死活問題だといえます。そのために、どの企業も自社の生産設備が常に正常に稼働できるよう、そのメンテンナンスに多くの人手やコストを投入しています。

もしある日突然、設備が故障して生産がストップしてしまったら、会社全体の収益に大きな打撃を与えてしまいます。そのため、こうした日々の保全活動によって設備故障の予兆をいち早く検知し、本格的な故障に至る前に修理や部品交換などを行っておくことは、あらゆるモノ作り企業にとって不可欠な取り組みだといえます。

とはいえ、どんなに大切な仕事でも、無尽蔵にコストや人手を投入するわけにはいきません。設備保全とて例外ではなく、なるべく少ない人数、短い時間で作業を終えることができれば、それだけ人件費を抑えることができます。そのためには、作業自体を効率化することも必要ですが、場合によっては保全作業の時間や回数を抑えられる設備や部品を導入することも有効になってきます。

価格が安い設備や部品を採用することは、設備投資コストを抑える効果はありますが、もしその保全のために多くのコストが掛かるようなら、逆にトータルコストは高くついてしまうかもしれません。一方、もし価格が高い設備や部品であっても、保全に掛かるコストを安く抑えられるのであれば、むしろトータルコストを安く抑え、結果的に会社全体の収益向上に寄与できる可能性があります。

設備保全にかかっている作業工数をどう把握するか?

生産設備の稼働率は高く保ったまま、余分なコストは抑えていく。これを実現するための「戦略的な設備保全計画」を立てるためには、まずは現行設備のメンテナンスにどれだけの人手が掛かっているかを正確に把握する必要があります。それも、単に「ある瞬間に掛かっている人手」だけでなく、ある程度長期に渡って設備保全の作業に掛かっている工数を詳しく計測しなくてはいけません。

設備には、それぞれ寿命があります。そして一般的には、稼働期間が長期に渡り、寿命に近付いていくにつれ、設備の保全に掛かる手間も多くなります。そのため、設備の運用に掛かるトータルコストを正確に見積もるためには、設備の運用期間と、時間の経過に沿った保全作業の工数の変化も考慮に入れる必要があります。

そのためにも、保全作業にかかっている人数や時間を正確に把握し、工数を正確に可視化する取り組みが不可欠です。その結果、もし想定していた以上に工数が掛かっていることが判明した場合は、作業を効率化するための何らかの施策を講じる必要があるかもしれません。また、保全作業にかかっている時間を時系列に沿って集計することで、製品の故障や寿命をより正確に予測できるようになる効果もあります。

保全作業の工数を正確かつ手軽に可視化できる「WorkReport」

既に多くのモノ作り企業が、こうした戦略的な設備保全を実現し、一定の成果を上げています。しかしその一方で、保全作業にかかっている時間を正確に把握する手段をそもそも持たないため、なかなか設備保全を効率化できずにいる企業も決して少なくありません。

その点、弊社が開発・提供する「WorkReport」を利用すれば、設備保全にかかっている時間を正確にかつ手軽に取得できるようになります。WorkReportは、「いつ・どこで・誰が・何を」行ったのかを簡単に記録し、可視化できるツールです。具体的には、スマホアプリのシンプルな画面上に、作業者が次に行うべき作業内容が自動的に表示されます。作業者はこの画面を見て作業予定とその内容を確認し、実際に作業を開始するタイミングで画面をタップします。そして、作業が終わったタイミングでもう一度タップします。

これら最小限のスマホ操作だけで、作業に要した時間を自動的に収集できるようになります。こうして収集したデータは、作業者別、設備別、エリア別などさまざまな切り口でグラフ集計され、管理画面上から参照できます。保全部門や生産技術部門の担当者は、管理画面上からこれらの集計データを参照・分析することで、設備保全の最適化計画や、設備や部品の入れ替えも含めた設備投資計画の検討・立案に役立つ知見を得られるようになります。

現在、工場内に設置したIoTセンサーを通じて集められたデータに対してビッグデータ分析を施すことで、よりインテリジェントな生産活動を実現する「スマートファクトリー」の取り組みが各所で進められています。一方、人の作業に掛かる工数についてだけは、いまだにあいまいで不正確なデータしか取得できていないのが実情です。

WorkReportは「スマホをタップするだけ」というミニマムなインタフェースで、これを初めて可能にした製品だといえます。ここで紹介した設備保全はもちろんのこと、それ以外にもさまざまな用途で活用できる可能性を秘めていますので、興味を持たれた方はぜひ製品紹介ページをご参照ください。