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2019年05月08日

人作業の予定と実績を現場で手軽に確認・報告「WorkReport」

トラックドライバーの勤務実態を正確に把握するには

物流業界における長年の課題「長時間労働」

現在、さまざまな業界で人手不足が叫ばれていますが、中でも最も人手不足の問題が深刻化しているのが物流業界の現場です。物流現場の中心的役割を担うトラックドライバーの仕事は肉体的な負担が大きく、労働時間も長くなりがちなこともあってか、なかなか人材が集まりません。

トラックドライバーの長時間労働はトラック事故の原因ともなりかねないため、運送事業者では現在、ドライバーの労働時間を正確に把握し、長時間労働を是正すべくさまざまな取り組みを進めています。長時間労働の是正が進まない理由はさまざま考えられますが、最大の理由の1つが「ドライバーの労働時間の実情を正確に把握できていない」ことにあります。

乗務報告書に記された勤務実態が正確とは限らない

トラックドライバーは毎日、その日の業務内容を記した乗務報告書を作成し、管理者に提出しますが、ここに書かれた内容が業務の実態を正確に反映しているとは限りません。報告書にはトラックを走らせていた時間や、積荷の積み込み・積み下ろしにかかった時間、運送先に到着してから荷下ろしが始まるまでの待機時間など、作業の種類ごとにかかった時間を記載する必要があります。

これらの時間を正確に記録するには、それぞれの作業の開始・終了のタイミングで、紙の報告書にいちいち時刻を記録しなくてはなりません。常に時間に追われている多忙なトラックドライバーにとって、これは極めて煩雑な作業となり、実際にはその日の作業がすべて終わった後に、記憶を頼りにすべての項目をまとめて記入しているのが大半です。そのため、実際に報告書で上がってきた作業時間が、必ずしも実態を反映したものであるとは限らないのが実情なのです。

ドライバーの勤務実態把握は法対応の点からも急務

トラックドライバーの作業時間の正確な把握は、法改正対応の面でも急務となっています。国土交通省は2017年5月、貨物自動車運送事業輸送安全規則の一部を改正し、トラックが荷主の都合により待機した場合、待機場所や到着・出発、荷積み・荷卸しの時間を乗務記録の記載対象として追加すると発表しました。

参考)運賃、附帯作業、積込み取卸料の範囲旧約款内容と改正内容(国土交通省HPより)

トラックドライバーの1日当たりの労働時間のうち、平均して1時間45分が待機時間によって占められているとも言われています。この待機時間がトラックドライバーの長時間労働の温床となっていると言われており、法改正ではこれを是正して長時間労働を改善することを目的としています。

これまで待機時間中のコストは運送業者側が負担してきましたが、この法改正以降は荷主側が負担することとなりました。これにより、荷主側が待機時間解消に向けて努力することで、自ずとトラックドライバーの長時間労働も是正されることが期待されています。ただしこの制度が効力を発揮するためには、トラックドライバー側が待機時間を乗務記録に正確に記録し、報告する必要があります。

「WorkReport」でトラックドライバーの報告業務を効率化

それまで、待機時間をその場で正確に記録する習慣のなかったドライバーにとって、これは少なからず負担になります。そこで役立つのが、弊社が開発・提供する「WorkReport」です。WorkReportは「いつ・どこで・誰が・何を」行ったかを簡単に記録し、可視化できるツールです。その最大の特徴は、作業の記録を紙への記入ではなく、スマートフォンアプリ上でタップ操作を一度行うだけで済ませられる点です。

待機時間を記録するには、待機が始まった時点でタップ、終わった時点でタップ。これだけの簡単操作で済むので、常に時間に追われている多忙なドライバーであっても十分に使いこなすことができます。

車両点検の報告書作成作業も不要に

またトラックドライバーには、乗務記録の記載だけでなく、乗務を終えた後の車両の点検およびその点検結果の記録・報告も課せられています。こうした作業にかかる時間もまた、ドライバーの労働時間が長期化する一因となっています。

もちろん、安全運行のためには車両点検で手を抜くことは決して許されませんが、点検結果をいちいち紙に記入し、それを提出する作業はやはり面倒なものです。これもWorkReportを使えば、スマートフォンアプリ上の簡単な操作で点検項目ごとに点検結果を入力するだけで、後はシステムが自動的に報告書を作成し、クラウド上のサーバーに送ってくれます。

こうしてスマートフォンアプリを通じて集められた各種の情報は、クラウド上で集計され、さまざまな切り口から分析できるようになります。管理者はWebブラウザの画面を通じて、グラフィカルなグラフ形式でこれらの集計データを参照できます。例えば、ドライバーごとに労働時間を集計すれば長時間労働が発生していないかを一目で把握できますし、作業内容ごとの時間を細かく分析することで業務改善の糸口を見付けることもできるでしょう。

さらにここで紹介したもの以外にも、WorkReportには物流現場の業務改善に役立つさまざまな機能が備わっています。興味を持たれた方は、ぜひ製品紹介ページをご参照ください。