皆さん、こんにちは。
ジェーエムエーシステムズ 広報担当の遠藤です。

先日、当社のデジタルソリューション事業本部 クラウドアプリケーション部 部長代理 金子 大輔が、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進におけるクラウド活用のスペシャリストとしてITmediaの取材を受けました。

DXは、「データやデジタル技術を活用した既存ビジネスからの脱却と抜本的な変革」を指す概念です。最近は多くの企業が目まぐるしく変化する社会情勢に対応するため、DXに取り組んでいます。

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今回のブログは、読者の皆さまにJMASの仕事について知っていただくための内容になっています。取材では語りきれなかったDX推進の仕事について、金子に話を聞きました。

▼Interviewee
デジタルソリューション事業本部 クラウドアプリケーション部 部長代理 金子 大輔
入社17年目。2019年5月からDX推進プロジェクトに従事し、DXを実現する上で必要なアーキテクチャを提案するコンサルタントとして、企業のDX推進を支援している。

▼Author
経営企画室 マーケ・採用グループ 広報担当 遠藤 文美

遠藤:DX推進プロジェクトでの具体的な仕事内容や進め方を教えてください。

金子:「DXに取り組みたいけれど、リソースやノウハウがない」というお客様からのご相談が仕事の起点となるケースが多いです。DX推進プロジェクトは、お客様との週次のミーティングを通じて課題を明らかにし、ITの活用を軸とした解決策を検討することから始まります。ヒアリング内容を社内に持ち帰り、クラウド、AI、IoTなど、それぞれの先端技術を熟知しているメンバーに相談した上でアーキテクチャを組み立て、PoC(Proof of Conceptの略で、試作開発の前段階における検証やデモンストレーションのこと)開発を進めていきます。

遠藤:DX推進プロジェクトのチーム体制を教えてください。

金子:お客様のフロントに立つのは、基本的にコンサルタントとPoC開発者です。コンサルティングは一定の経験を積んだ中堅層が担当し、PoC開発は入社2~3年目の若手層が中心になります。

遠藤:若手も活躍されているのですね。彼らをチームとしてフォローする体制はありますか。

金子:はい。経験を積んだメンバーが複数人で若手をフォローしています。たとえば、若手メンバーが組み立てたアーキテクチャを経験者の視点で評価し、実現可能な形に落とし込むプロセスがあります。また、システム開発の成果物についても経験者がレビューし、気になる点などがあれば指摘します。こうしたフォロー体制を敷いているため、若手も安心して力を発揮できます。

遠藤:実際にDX推進プロジェクトで使用している技術やツールを教えてください。

金子:AWS(Amazon Web Services)のクラウドサービスを中心に、お客様の課題に合わせてさまざまなサービスを活用しています。また、Webアプリケーションの開発においては、HTML5やCSS、JavaScriptなどのWeb技術を用いて、AWSと組み合わせてお客様に提供するケースが多いです。機械学習などのAI技術も、DXを推し進めたい企業のデータ活用に欠かせません。

遠藤:金子さんはこれまで数多くのDX推進プロジェクトに従事してきました。その経験を踏まえた率直な感想を聞かせてください。

金子:DX推進プロジェクトでは、実施前に最終的なシステム像を定義できないことが多いです。そのため、お客様の課題、要求事項をもとに仮説を立てて実行し、それが正しいかどうかを検証していきます。従来の開発アプローチとは全く異なるため難しさもありますが、仮説・検証を繰り返しお客様に喜んでいただけるシステムができたときは格別の感動を覚えます。
私はもともとエンジニア出身。DX推進プロジェクトではクラウドやデータ活用などのトレンド技術ばかりを扱うため、そのような現場に携われることはエンジニア冥利に尽きると身にしみて感じます。

遠藤:なるほど、とても面白そうですね。DX推進事業の今後の展望について聞かせてください。

金子:現在は、ある程度のIT投資を行える企業でないとDXに着手しづらい面があります。また、さまざまなDX推進を支援させていただく中で、「お客様が抱える課題には共通するものも多く、同じような方法で解決できるかもしれない」と感じることもあります。そのような部分をわれわれがサービス化することで、IT領域にそれほど資金や人員を割けないお客様の課題解決もサポートしたいと考えています。

DXはスピード勝負です。われわれから「こんな課題はありませんか?」とアプローチできれば、DXの仮説検証サイクルをたくさん回し、課題解決のスピードアップを図ることができます。お客様に対して積極的に働きかける形でより多くの企業のDX推進を支援していきたいです。

遠藤:最後に、DX推進プロジェクトのチームメンバーとして求める人物像があれば教えてください。

金子:DX推進の仕事は、新しいことへのチャレンジの連続です。教科書的に実践すれば必ず成果が現れるという類いのものではありません。
試行錯誤を繰り返しながら根気強く正解を探っていける方、成功だけでなく失敗からも学びを得て能動的に行動できる方が適役ではないでしょうか。われわれはチームで仕事にあたるため、成果が得られた際などに仲間とともに喜びを分かち合える方と協働できることを楽しみにしています。

遠藤:金子さん、ありがとうございました!

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