皆さん、こんにちは。
ジェーエムエーシステムズ 関西事業部 担当役員の園田です。

関西事業部は1978年の設立以来、40年以上にわたって、ITを活用したシステム構築で関西のお客様のビジネスを支援してきました。その中でも、大手金融機関様のシステム開発・保守については、約35年前から支援しており、関西事業部の屋台骨を長く支えてくれている事業となっています。関西事業部では、このように長く携わっているプロジェクトもありますが、昨今のITトレンドをふまえ、モバイルやクラウドといった最先端の技術を活用したプロジェクトにも積極的に取り組んでいます。

今回のブログでは、関西事業部の事業内容についてご紹介します。関西事業部の具体的な活動について、少しでもご理解いただければ幸いです。

▼Profile
関西事業部 担当役員 園田 秀樹
前職は関西の大手SIer企業で営業、プリセールス、コンサルティング、新規事業の企画・推進などさまざまな業務を経験。2014年11月にJMASに入社し、東京本社で営業を担当。2015年4月より、関西事業部の部長代理に着任。2018年4月より関西事業部長と営業本部長を兼務。2018年6月より取締役に就任し、営業責任者として現場の最前線で活動している。

クリティカルなシステムの開発・保守から
最先端の技術を活用したシステムやアプリの開発まで
幅広いプロジェクトを推進する関西事業部

まずは、関西事業部の組織体制と各チームの担当業務をご説明します。

関西事業部は大きく2つのグループに分かれており、関西アプリケーショングループと関西営業グループから構成された社員30人の組織になっています。2つのグループの中でも、いくつかのチームに分かれており、それぞれ以下の業務を担当しています。

<関西アプリケーショングループ>

  • 金融チーム:金融機関様の銀行系・信託系システムの開発・保守
  • 産業チーム:製造業を中心とした基幹系システムの開発・保守
  • モバイルチーム:モバイルアプリケーション開発
  • クラウドチーム:クラウド環境構築
  • IoTチーム:Beacapp Hereの開発・保守

<関西営業グループ>

  • 営業チーム:営業及び購買
  • 業務管理チーム:業務管理及び総務
関西事業部のオフィス風景

関西事業部のオフィス風景

金融チームが開発している銀行系システムは、一般的な銀行の主要業務である預金・貸出・為替などの業務を処理するためのシステムです。信託系システムは、金銭や有価証券の管理・運用といった信託業務を処理するためのシステムです。

また、産業チームでは、製造業を中心とした基幹系システム(生産管理、販売管理、在庫管理、受発注管理、財務・会計、勤怠管理などのシステム)の開発・保守や、ERPの導入支援をしています。

金融チームや産業チームでは、私たちの生活に密着した、システム停止が許されないクリティカルなシステムの開発・保守に携わっています。

また、昨今はモバイル、クラウド、IoTを活用した業務の効率化が当たり前の時代になっています。ビジネス戦略編でもお話しましたが、最先端の技術に関しては、東京本社が先行しています。そのため、関西事業部でも、モバイル、クラウド、IoTを積極的に取り入れるために専門のチームを立ち上げ、東京本社と連携し、技術力や人材の強化を図ってきました。

さらに、こうしたさまざまな取組みを関西のお客様に知っていただくための営業活動も、関西事業部で推進しています。

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今後はデータ活用とDX推進の分野を強化し
関西のお客様にさらなる価値を提供していきたい

最初にお話した通り、関西事業部は社員30人という少ないメンバーで金融、産業、モバイル、クラウド、IoTと幅広い領域のプロジェクトを手掛けています。しかし、そろそろ“選択と集中”をし、関西事業部ならではの強みを見極めなければいけません。「関西事業部の強みはここ」「製造業の案件なら関西事業部に声をかけてみようか」など、“○○といえば関西事業部”と言われるような強みづくりを計画しています。

とくに今後強化していきたいポイントは、製造業を中心にデータを収集、蓄積、分析し、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を推進するという分野です。

ビジネス戦略編でもお話しましたが、コロナ禍において製造業のお客様は、どのように競争力を高め、売上や利益を獲得していくかという課題に直面しています。製造業のお客様が比較的多い関西では、その傾向が顕著に表れています。そのようなお客様に対して、関西事業部の豊富な開発経験と東京本社のノウハウを上手く活用し、オールJMASの総合力でお客様の課題解決とDX推進を支援していきたいと考えています。

例えば、製造業A社様では、新型コロナウイルスの影響によって、市場が飽和もしくは縮小傾向にあることを受け、新規受注よりも継続受注や保守受注に注力したいと考えていました。しかし、そのためには、従来の基幹システムのデータだけでは情報不足であり、営業情報や保守情報などのデータも分析した上で、新たな施策・戦略を練らなければいけません。そこで、JMASが、A社様の営業情報や保守情報などのデータも分析対象としたデータレイクを構築し、A社様のDX推進を支援しました。

その結果、A社様はお客様の利用状況を踏まえたリプレース提案が可能となり、継続受注の獲得につなげることができました。また、お客様の繁忙期前に部品交換の提案が可能になり、保守受注を促進しました。そして、これらの活動が顧客満足度の向上にも貢献しました。

このように、関西圏のお客様に対して、より高い価値を提供するためにも、プロジェクトを一緒に推進してくれる仲間を増やし、今後も人材の強化を図っていきたいと考えています。

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