- 中外製薬株式会社
Windowsタブレットと「Any3 for Office 365」で正確かつスピーディなMRの情報提供活動を支援
目的
Windowsタブレットによるシングルデバイス環境下でも、 ドキュメント閲覧、アンケート機能、自己学習など、iPad利用時と同等の機能を実現することが求められていました。
- 解決
- ドキュメント閲覧、アンケート機能、自己学習など、ビジネスシーンで利用頻度の高い機能を網羅した「Any3 for Office 365(以下、Any3)」を採用。
- Office 365やActive Directoryとの連携も評価。
- 効果
- スムーズな移行を実現し、Active Directoryによる一元管理など運用管理コストも削減。セキュアな環境を確保しつつ、ユーザー部門が気軽に利用できるAny3でさらなる情報活用を推進。
iPadをMR情報提供活動に活用
PCとの2台持ちや運用負荷が課題
近年、教育分野や金融・保険、サービス業などタブレット端末のビジネス活用が拡大。
Windowsタブレットの登場により、さらなる利用拡大が見込まれています。
新薬開発や法改正など、市場変化の激しい製薬業界においては、情報の高い精度・鮮度が求められます。中外製薬様では2012年1月からiPadを導入し、MR(医薬情報担当者)による医療従事者の方々への情報提供活動用ツールとして活用。タブレットならではの直感的な操作性や機動力を活かしつつ、情報漏えいリスクを最小限にとどめるセキュアな環境も実現。より迅速で適切な情報提供活動を推進されてきました。
「しかし、iPadは起動が早く便利だが、医師への問い合わせに迅速に回答するには、情報の網羅性が不十分なので、iPadとPCの2台持ちが発生し、利用者の負担が課題でした。
また、ベンダーが提供しているサービスごとに個別運用が発生するため、複数のベンダーサービス利用による運用負荷も課題でした」と当時を振り返る河合氏。
そこで中外製薬様は、リプレースを機にiPadとPCの2台持ちからWindowsタブレット1台へ統合。Windowsタブレット環境においても、ドキュメント閲覧、アンケート機能、自己学習など、iPad利用時と同等の機能を実現できるソリューションの選定に着手されました。
利用頻度の高い機能を網羅した『Any3』を採用
Office 365やActive Directoryとの連携も評価
複数のソリューションを調査・検討した中外製薬様は、ドキュメント閲覧、アンケート機能、自己学習など、iPad環境で利用していた必要な機能を網羅した『Any3』を採用。Any3は、ビジネスシーンで利用頻度の高い5つのアプリをオールインワンで備えており、Windowsタブレットの利便性を最大活用し、効率化でワークスタイルを変革するビジネスソリューションです。
企業内ニュース共有アプリ『Any3 Info』は、スタート画面表示やアラート機能による確実な情報共有と効率的な情報収集を実現。業務報告アプリ『Any3 Report』とeラーニングアプリ『Any3 Learning』は、空き時間を利用した業務の効率化やスキルアップを支援。
さらに、オフラインでも利用可能な『Any3 FileSharing』は、いつでもどこでもドキュメントの参照や編集が行なえるので、プレゼンテーションや対面営業に効果を発揮。Windowsタブレットで効率的にアンケートを収集できる「Any3 Enquete」は、モニターの負担が大幅に軽減され、回答率の飛躍的なアップが期待できます。
Any3の5つのアプリの中でも、Any3 FileSharingとAny3 Enquete、Any3 Learningの3つのアプリが、iPad環境で利用していた機能を確保していた事を中外製薬様は評価。
また中外製薬様では、全社的な情報基盤をOffice 365へ移行されており、Office 365やActive Directoryとの連携もAny3採用の後押しとなりました。
「Office 365への移行という全社的な方針にもマッチしていました。センシティブな情報を扱うので、暗号化によるセキュリティ確保も重要なポイントでした」と評価された池村氏。
MRなど約2,300名が利用
気軽に利用できる『Any3』で情報活用を推進
Any3の導入に先立ち、ユーザー部門に試用してもらい意見をフィードバックし、スムーズな移行を実現。ユーザー管理や権限管理などActive Directoryで管理を一元化し、運用管理コストも削減。提供できる機能とセキュリティを確保しつつ、ユーザー部門と管理部門の負荷軽減にAny3が貢献しています。
現在はMRなど約2,300名が、医療従事者への高度な情報提供活動にAny3 FileSharingなどを活用されています。
「毎月行われる研修の成果を確認するテストにAny3 Learningも活用しています。初回から1,000名程が利用しており、トラブルもほとんどありませんでした」(池村氏)。
中外製薬様では、製薬企業ならではの堅牢なセキュリティなど厳格に管理されなければならないシステムとは別に、SharePoint OnlineやAny3のようにユーザー部門が気軽に利用できるシステムにより、さらなる情報活用を推進されています。
「ユーザー部門の人たちがアンケートやラーニングの簡易テストを容易に作成できることがポイントです」(池村氏)。
Office 365とAny3の採用で、さらなる情報活用を推進する中外製薬様。
「クラウド基盤としてOffice 365を利用しているので、今後の機能拡張やさらなる操作性の向上に期待しています」と河合氏、池村氏はAny3への期待にも言及されました。
会社プロフィール
- 社名
- 中外製薬株式会社(CHUGAI PHARMACEUTICAL CO., LTD.)
- 本社
- 東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー
- 創設
- 1943年3月8日
- 資本金
- 729億6,700万円(2014年12月31日現在)
- 従業員数
- 7,023名(2014年12月31日現在)
- URL
- http://www.chugcai-pharm.co.jp