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2020年02月21日

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【三井デザインテック様 事例公開】オフィスイノベーションIoTツール「Beacapp Here Pro」のIoT基盤をAWS上に構築

皆さん、こんにちは。
JMASの島田です。

今回のコラムでは、住宅やオフィスをはじめとした施設のインフィルを手がける三井デザインテック様が、オフィスイノベーションIoTツール「Beacapp Here Pro」の開発に取り組んだ背景と、AWSをどのように活用したか、そのポイントなどを紹介します。

■概要

  • 働き方改革や人手不足を背景に、新たなオフィスづくりに力を入れる企業が増えている。
  • しかし、オフィス内装投資に対する定量的な効果を測定することは困難。費⽤対効果が見えづらいために、オフィスづくりへのスムーズな投資や継続的な投資を行えないことが多くの企業の課題になっている。
  • 三井デザインテック株式会社(以下、三井デザインテック)は、企業におけるこうした課題を解決するため、オフィスにおけるワーカーの働き方をグラフで可視化するツールの開発プロジェクトを発足。オフィスにおけるワーカーの位置情報から「行動」を安価で可視化できるツール「Beacapp Here Pro」を株式会社ビーキャップ社と共同で開発した。
  • 「Beacapp Here Pro」のビーコンIoT基盤は、株式会社ビーキャップがAWSを利用して提供している「Beacapp」を活用している。
  • JMASは「Beacapp Here Pro」及び「Beacapp」のシステム開発・保守を担当している。

■目的
オフィスにおけるワーカーの働き方をグラフで可視化できるツールを提供し、オフィスづくりへのスムーズな投資や継続的な投資を行いたい企業を後押ししたい

ワーカーの行動を可視化し、オフィス投資の効果を測定

近年、働き方改革や人手不足を背景に、オフィスが大きく変化している。オフィスづくりにかかる「コスト」を生産性向上や人材確保のために欠かせない「投資」ととらえ、新たなオフィスづくりに力を入れる企業が増えている。しかし、オフィス内装投資に対する定量的な効果を測定することは難しい。費⽤対効果が見えづらいために、オフィスづくりへのスムーズな投資や継続的な投資を行えないことが多くの企業の課題だ。

そこで三井デザインテックは企業が抱えるこうした課題を解決するため、オフィスにおけるワーカーの働き方をグラフで示し、「だれが」「どこに」「どのくらいの時間いたか」、あるいは「だれとだれが」「どこで」「なにを」「どのくらいの時間行っていたか」を見える化するツールの開発プロジェクトを展開。オフィスにおけるワーカーの位置情報から、「ワーカーの遭遇量」「施設利⽤割合」「スペースの稼働率」などを安価に可視化するツール「Beacapp Here Pro」を株式会社ビーキャップと共同開発した。

「Beacapp Here Pro」は、「Beacapp Here」の拡張版として開発された。「Beacapp Here」は、株式会社ビーキャップが提供しているビーコンとスマートフォンを使ったマップ上で所在地を確認できるクラウドサービスであり、すでにビーコン設置台数20,000台以上、ユーザー数15,000人以上の導入実績がある。

「Beacapp Here Pro」では、ビーコン、⼈感センサーなどの検知情報がワーカーの所持しているスマートフォンを経由してAWS(Amazon Web Service)上のビーコン集積基盤「Beacapp」に送信される。これにより、ワーカーの⼈流、所在、滞在時間などを可視化することできる。ビーコン集積基盤にAWSを採用したのは、AWSのIoT領域における先進性と拡張性、実績を評価したためだ。

三井デザインテックは、オフィスにおけるワーカーの働き方を可視化する「Beacapp Here Pro」を提供することで、オフィスづくりに力を入れる企業を後押したいと考えている。

会社プロフィール

社名:三井デザインテック株式会社
本社:東京都港区芝三丁目2番18号 NBF芝公園ビル
URL:https://www.mitsui-designtec.co.jp/

三井デザインテックは、住宅やオフィスをはじめ、ホテル、医療、福祉、学校など、あらゆる⽣活・事業に必要な施設のインフィル(内外装・設備・間取り)の創造を⼿がけ、顧客に「⼼地よい、満⾜できる空間」を提供している。