JMAS(JMA SYSTEMS Corporation) JMAS(JMA SYSTEMS Corporation)
2021年04月02日

位置情報ビッグデータの活用は難しいと思っていませんか?その悩み、LOGIOが解決します!

位置情報ビッグデータを商業施設のターゲット分析やテナント配置に利用
「IT戦略総合大会」での講演内容をご紹介

皆さん、こんにちは。
ジェーエムエーシステムズ(以下、JMAS)で、「LOGIO」の開発を担当している小笠原です。

先日、開催されました「IT戦略総合大会」にて、弊社の傳寳(でんぼう)が講演をいたしました。
IT戦略総合大会とは、弊社と同じ一般社団法人日本能率協会のグループである公益社団法人企業情報化協会(IT協会)が主催し、今年で36回目となる歴史ある大会です。

今回は、好評でしたこちらの講演内容を特別に公開いたします。

▼本講演の動画はこちら▼

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、すべての企業が、顧客像を再定義し、従来のマーケティング活動から大きく舵を切ることが求められています。その厳しい環境下で、新たなマーケティング戦略の検討に資するデータとして注目を集めているのが、位置情報ビッグデータです。本コラムでは、講演内容から一部抜粋し、どのようなシーンで位置情報ビッグデータを活用できるかをメインにご紹介します。是非、参考にしていただければと思います。

ユースケース

◆商業施設利用の場合
商業施設の経営・運営をされている企業では、位置情報ビッグデータをターゲット顧客層の分析やテナント配置の最適化などに活用できます。
以下のグラフは、コロナ前(2019年6月)とコロナ禍(2020年6月)で、新宿アルタ周辺の人口分布がどのように変化したかを表したグラフです。

▼グラフから分かること
・コロナ前のデータを見ると、新宿アルタ周辺は17:00頃から人口が増え、19:00頃にピークを迎えている
・コロナ禍では、昼夜で人口に大きな変化はなく、ピーク時の総人口もコロナ前の約半数になっている

また、以下の図が、同じく新宿アルタ周辺の2019年6月と2020年6月を比較した性年代別の人口統計データになります。

▼グラフから分かること
・コロナ禍においては、20~30代の減少率が顕著である
・20代に至っては、約半数程まで減っている

上記のデータを基に商業施設の経営・運営をされている企業では、「20~30代向けのブースやテナントを用意しても、売り上げは例年の半分くらいになるかもしれない」といった売り上げ見込みの指標を立てることができます。また、コロナ前は20~30代がメインターゲットでしたが、コロナ禍では50代男性の減少率が低い為、50代男性に向けたテナントを増やすなど、ターゲット分析にも活用できます。

さらには、各テナントのPOSデータと連携し、実際の人口統計データと購買データはどう関係しているのか。また、対象エリアでは、どういったものが多く購入されているのかなどを分析し、その情報を基にテナントの配置換えや、イベントを開催する際の場所、フロア、共催企業の選定などにもつなげられます。

◆小売業の場合
小売業における位置情報ビッグデータの活用シーンとして、出店候補のエリア分析に活用できます。
出店を検討している企業が、自社のサービス内容、ターゲット層などを考慮し、どのエリアに出店すべきか判断する為の材料として活用が可能です。

また、競合企業が出展しているエリアにはどういった人口流動があるのか、どういった年齢層・性別の方が多いのかなどを分析することによって、ターゲット層が被らないような製品・サービスの企画や自社サービスのプロモーション施策の検討などにもつなげられます。

◆野外イベント、屋内イベントの場合
スポーツイベントや音楽フェス、屋内でのファミリーセールや展示会行事など、数万人規模で開催されるイベントの効果測定にも活用できます。

例)
・プロサッカーリーグの試合…何県から来ている人が多いのか
・展示会…参加者はどの年代の人が多いのか、男女比はどれくらいか

これらの分析をすることによって、グッズの商品ラインナップの見直しや、次回出店製品の検討などが可能になります。

モバイル空間統計® visualize by LOGIO とは?

ここまでご紹介した位置情報ビッグデータの活用を可能にするサービスが、「モバイル空間統計®」と「LOGIO」です。
モバイル空間統計とは、NTTドコモの携帯電話約8,000万台分の統計データを利用し、人口を推計した位置情報ビッグデータです。「モバイル空間統計」から得られたデータをより手軽に活用いただく為のツールが、弊社の「LOGIO」になります。

詳細はITmediaの記事をご覧ください。
人の動きが分かる「モバイル空間統計®」活用術
競合や顧客をタイムリーに分析する「LOGIO」があなたのビジネスを変える理由

「モバイル空間統計®」と「LOGIO」は、今回ご紹介した利用シーン以外にもさまざまなシーンで活用できます。

例)
・観光地での季節ごとの人口動態
・まちづくりの為の指標データ取得
・防災対策
・広告掲載のエリア調査
・インフラ整備事業における利用実態調査
・訪日外国人の移動先調査

位置情報ビッグデータの利活用は、今後さらに加速していくと推測されます。

少しでも興味・関心がありましたら、講演資料をご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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