KAITO セキュアブラウザ Windows版 2015年11月 出荷開始

NEWS2015/08/21

株式会社ジェーエムエーシステムズ
Windowsタブレットの導入を検討する地方銀行のニーズに応え
セキュリティ対策の新潮流「セキュアブラウザ」方式が
Windows環境にも登場

 日本能率協会グループのシステムインテグレータである株式会社ジェーエムエーシステムズ(本社:東京都港区、代表取締役:丸尾健司)は、地方銀行を中心とする金融機関からのニーズに応えるため、2015年11月、「セキュアブラウザ」方式によるスマートデバイスの紛失・盗難対策ソリューション「KAITOセキュアブラウザ」のWindows対応版を出荷開始します。金融機関におけるタブレットの利用は、Windows OSが選択肢になったことで拡大すると判断し、Windows対応版の出荷を決定しました。販売については、銀行、証券といった金融機関を中心に初年度3,000万円、次年度1億円の売上を目標としています。

 「KAITOセキュアブラウザ」は2011年の出荷開始以来、金融機関を中心に360社53,000ライセンスがiOSおよびAndroid端末で利用されています。これに加えてWindows対応版を出荷・販売する背景には、Windowsタブレットの採用を前提にモバイル基盤の構築を検討している多くの地方銀行のお客様からの引き合いがあることがあげられます。

Windowsタブレットの採用が検討されている背景をジェーエムエーシステムズでは、以下のように分析しています。

  1. Windowsタブレット市場の進展によりタブレットの渉外利用が本格化
  2. 早期にiOSやAndroidの端末を導入した金融機関での端末の更改時期の到来

Windowsがスマートデバイス利用の選択肢となったことで、多くの金融機関でスマートデバイス利用が拡大していくと予測されます。シンクライアントなどに比べ相対的に安価で、利用や運用が簡単な「セキュアブラウザ」方式によるタブレットの紛失・盗難対策を提案することで、ジェーエムエーシステムズは、金融機関におけるスマートデバイス活用を、販売パートナー企業とともに推進してまいります。

金融機関を中心に広がっている「セキュアブラウザ」方式による紛失・盗難対策

金融機関におけるスマートデバイスの利用においては、渉外行員による金融商品の紹介や市況の表示といった外部サイトの利用から、顧客情報の確認やグループウェアの利用など「行内接続」を前提とする利用に高度化しています。また、金融商品の申し込みなどの業務プロセス自体をスマートデバイスで行うという取り組みも始まり、スマートデバイスのセキュリティの管理は一層重要になっています。
 公益財団法人金融情報システムセンターによる「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準・解説書(以下、FISC安全対策基準)」には、スマートデバイスの業務利用に関する考慮点の一つとして「紛失・盗難対策」の必要性があげられており、この紛失・盗難対策の手法の一つとして「セキュアブラウザ」方式が採用されています。

「セキュアブラウザ」方式による紛失・盗難対策の優位性

従来は、紛失・盗難対策というと、シンクライアントの導入やMDM(モバイルデバイス管理)を利用した遠隔操作による端末データの消去といった手法が採用されてきました。しかしながら、スマートデバイスでのシンクライアントの利用では、費用対効果や描画速度、タッチでの使い勝手において、課題が残るとされています。また、MDM単独の紛失・盗難対策については、通信圏外やSIMカードが抜き取られた場合に遠隔操作でデータ消去ができないことを考慮した運用がFISC安全対策基準においても求められています。

 上記の課題を解決するためのソリューションとして採用されているのが、端末にデータを残さない「セキュアブラウザ」という方式です。この方式では、SafariやChromeといった通常のブラウザを使う感覚でユーザが利用できると同時に、閲覧履歴や開いた添付ファイル、Cookieなどのデータが、ブラウザの利用終了時に自動的に削除されます。このことにより、仮にスマートデバイスが紛失・盗難にあったとしても、その時点で端末にデータが残っていないため、情報漏洩のリスクに備えることができます。

KAITO セキュアブラウザとは

 KAITO セキュアブラウザは、端末にデータを残さないことで、大切なデータが漏洩するリスクを飛躍的に低減するセキュアブラウザです。
 スマートフォンやタブレットが必須のビジネスツールとなった今、最大の懸念事項である情報漏洩のリスクを回避するために、最適なアプリケーションです。スマートデバイスのセキュリティを強化し、社内の機密事項を護るKAITO セキュアブラウザは金融機関を中心に360社53,000ライセンスの導入実績があります。

<KAITO セキュアブラウザの3つの特徴>

  1. 利用が簡単
    アプリをインストールするだけで、どなたでも簡単・手軽にご利用いただけます。
    煩わしい手順は必要ありません。
  2. 導入が簡単
    セキュリティの設定やサーバも不要です。導入時の手間・労力・コストを気にせずにご利用いただけます。
  3. 利用料が安い
    月額わずか220円から、お手軽にご利用いただけます。
    わずかな費用で、情報漏洩の不安から解消されます。

<KAITO セキュアブラウザの主な機能>

  1. 添付ファイルデータを残しません
  2. サイトを開きっぱなしにしません
    (ブラウザを操作していない状態で10分経過後に自動終了します)
  3. ログイン情報が残りません(Cookieを残しません)
  4. 閲覧情報をブラウザ終了時に削除します
    (削除される情報:通信履歴情報、アプリケーションキャッシュ情報、ローカルストレージ情報、クッキー情報)
  5. クリップボード(コピー&ペースト)の利用を禁止します
  6. セキュリティ上リスクのある状態での使用を制御します
    (Jailbreakまたはroot化状態にある場合に使用を制御)

<KAITO セキュアブラウザ Webサイト>

 KAITO セキュアブラウザの詳しい情報は以下のWebサイトをご参照ください。
http://kaito.jmas.co.jp

会社概要

株式会社ジェーエムエーシステムズについて

日本能率協会(JMA)のコンピュータ事業部から発展的に独立し、1971年(昭和46年)に創立されたシステムインテグレータです。
システムコンサルティング、ERPやBI等の各種パッケージソフトウェアの販売導入、受託開発、ネットワーク構築、企業向けスマートデバイス導入・開発サービス等を提供しています。

設立 1971年11月(社団法人 日本能率協会より分離独立)
代表者 丸尾 健司
資本金 3億8,150万円
事業内容 システムインテグレーション、ソフトウェア販売・導入、
インフラ/ネットワーク構築、
法人向けスマートデバイス導入・開発・プロダクト販売

本プレスリリースに関するお問い合わせ先

株式会社ジェーエムエーシステムズ

モバイルソリューション事業部
担当:千田(ちだ)
〒105-0022 東京都港区海岸1-16-1 ニューピア竹芝サウスタワー18F
TEL:03-3431-2638
URL :https://www.jmas.co.jp/contact/

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