ビーキャップ様の屋内位置情報サービス「Beacapp Here」のリプレイスをご支援

NEWS2025/6/10

高トラフィック・アクセス集中に柔軟に対応できる高安定性・高拡張性のIoTシステム基盤を実現

株式会社ジェーエムエーシステムズ(略:JMAS 本社:東京都港区、代表取締役社長:坂倉猛)は、株式会社ビーキャップ(本社:東京都港区、代表取締役:岡村正太)の提供する屋内位置情報サービス「Beacapp Here」がユーザ数・アクセス数の急速な伸びにも安定的かつ柔軟に対応可能なIoTシステム基盤を持つサービスとしてリプレイスするにあたり、全面的にそのご支援を実施させていただきました。

Beacapp Hereとは

ビーコンとスマートフォンを使って、マップ上で所在地を確認できるクラウドサービスです。低コスト・短期間で導入可能で所在地を見える化することで業務の効率化を実現し、働き方改革に貢献しています。

▼利用シーン例
  • 工場・倉庫    :社員の位置を把握して、指示出しの最適化や移動効率の向上
  • オフィス・会議室 :社員の位置や各エリアの混雑状況を把握
  • 建設現場・施設点検:ヒトやモノの位置を把握し、探す時間の削減による効率化や点検の証跡を記録

現在16万人以上のユーザ数を誇るオフィス向け屋内位置情報サービスで導入社数、ユーザ数ともにNo1*の同サービスに対し、JMASでは2017年のPoC開始から本システムの開発~運用保守にわたりご支援をさせて頂いてきました。

*2025年1月時点(株)東京商工リサーチ調べ

システムリプレイスの背景

JMASでは「Beacapp Here」がPoCのステージからご支援を行ってきました。これまでのシステムはPoC時のアーキテクチャを基にビジネスの成長に合わせて、クラウドの良さを活かした開発と運用でカバーリングしてきたものでした。

しかし、現在ユーザ数16万を超えてなお成長を続ける「Beacapp Here」のビジネスに対応するために、「現行システムではパフォーマンス限界が近い、アーキテクチャレベルでのシステムリプレイスを行うタイミングである」とビーキャップ社へご提案差し上げ、多くのお客様が安心して利用できるサービスを支えるシステムへ刷新いたしました。

システムリプレイスの効果(5つの改善ポイント)

新しい「Beacapp Here」を支えるIoTシステムとしての今回のシステムリプレイスですが、クラウドの運用コストは従来のままで、高トラフィック対応、高パフォーマンス、高拡張性、低電力(省エネ/GX)を実現しています。

  1. 高トラフィックに対応する分散アーキテクチャの採用
  2. 大量のIoTデータを収集するための分散アーキテクチャを設計・実現。理論上処理上限はなくサービス提供可能で、現在でも分間10万件以上の位置情報データを捌き、10万超のユーザへストレスなくサービス提供している。

  3. 大量データ下でも高パフォーマンスを実現する並列処理
  4. 複数サービスを提供する「Beacapp Here」において、各サービスのパフォーマンスが最大発揮できるようにサービス毎にスケール可能な構造を採用。これによりシステムの処理能力がリプレイス前に比べ250%向上し、より迅速なデータ処理を実現。

  5. 高拡張性を実現するAWSクラウドを最大限に活かした設計
  6. 複数クラウドに分離していたシステムをAWSに一元化再構築。クラウドならではのスケーラビリティを全体最適として発揮できる設計を実施。

  7. 電力消費を抑えたシステム構成
  8. GXを意識したエネルギー効率の高い設計により、電力消費をリプレイス前に比べ60%削減したシステム構成を実現。

  9. クラウド利用料金の最適化
  10. 長年運用保守をさせていただいたことで培ったサービス運用の知見で、クラウド構成の分析とアプリケーションのチューニングを含む見直し試行を徹底実施。スケーラビリティと処理性能を落とさず、クラウド利用料金はリプレイス前に比べ5~10%削減を実現。

ビーキャップ社 代表取締役社長の岡村氏より、以下のコメントを頂いております。

『株式会社ビーキャップは、この度のJMAS社からのIoTシステム基盤リプレイスの提案及び基盤刷新に伴う安定性や拡張性の向上について、心より歓迎いたします。
PoC段階から共にビジネスを拡大してきた信頼できるパートナーとしての役割を十二分に果たし、現状のBeacapp Hereのお客様に対するシステムの安定化を実現し、さらに、今後のスケールが可能なシステムへとリプレイスできたことにより、当社のビジネスはさらに成長を続けることができます。

「あらゆる現場を可視化する。」という当社のミッションを果たすためのシステム基盤が整備できたことにより、私たちはより多くの現場で採用されるようにビジネスを拡大してまいります。また、そのビジネススピードに対して、今回の基盤を活用した更なるシステムの進化をご一緒できるパートナーとして、JMAS社の今後の活動に期待しております。』

株式会社ビーキャップ 代表取締役社長 岡村 正太 氏

株式会社ジェーエムエーシステムズについて

1971年創立。企業の経営戦略とITをつなぐ、日本能率協会グループのシステムインテグレーターです。金融・製造・流通など多様な業界に向けて、システム開発やITコンサルティングを提供。クラウド、モバイル、IoT、AIなど先端技術を活用し、企業のDXを支援しています。信頼性の高いサービスと確かな技術力を強みに、お客様の課題に寄り添い、最適なITソリューションを提供し続けています。

株式会社ビーキャップについて

2018年設立。「あらゆる現場を可視化する。」をミッションに掲げ、ビーコンやセンサーを活用した「場の可視化」技術で、現場の身近な課題解決をサポートするソリューションカンパニーです。現在地見える化ソリューション「Beacapp Here」の開発・販売・運営、ビーコン管理プラットフォーム「Beacapp」の開発・販売・運営、ビーコン・各種センサーを活用したアプリケーションの開発、ビーコン端末・センサー・受信機の設置、ビーコン検知ログを活用したレポート作成、スマートフォンアプリケーションの開発、WEBシステムの開発を手掛けている企業です。

▼株式会社ビーキャップについてはこちら
https://jp.beacapp-here.com/corporate/

本リリースに関するお問い合わせ

株式会社ジェーエムエーシステムズ
関西事業部 西海(にしうみ)
TEL:06-6204-4045
URL:https://www.jmas.co.jp/services/detail.php?id=24
MAIL:kansai-support@jmas.co.jp
お問い合せURL:https://www.jmas.co.jp/contact/BeaconPracticalUse.php

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