2021年01月06日
AIチャットボットがDXを加速する
製薬業でビジネス貢献するチャットボットの構築ポイント
日々チャットが収集している会話ログを確認すると、今までの電話による問合せ内容と重ならない点が多く、中でも電話では聞かれなかった内容の質問がありました。今まで気づかなかった医療関係者のニーズを得ることができ、会話ログの活用がビジネスに貢献できる可能性があると考えています。
1)MRへの情報提供
お医者様がID認証をしてチャットボットにログインし、製薬の質問をいくつもすることで、質問した内容が会話ログに蓄積されます。その結果、質問したお医者様がどの製品に興味をもっているか把握することができます。昨今お客様毎のニーズにあった情報提供が求められているため、MRの商談に活かすことができます。
また、チャットを利用する人はMRとの接点が少ない人が多かったり、電話を好まない方がチャットを利用する傾向も見えてきました。
新たなお医者様との接点創出や、なかなか連絡を取ることが難しい過疎地などのお医者様にプッシュ型情報提供でアプローチすることも可能になります。

2)有害事象報告への対応
会話ログから有害事象の抽出も行えます。予め辞書を作成し会話ログとマッチングすることで候補を抽出します。後は教育を受けた人間がチェックし、判断する方針をおすすめしています。
この部分をシステム化するには、膨大な仕組みとお金がかかり、またその後のアップデートも大変になることが予想されます。
