JMASは、2018年04月01日に「一般社団法人日本障がい者サッカー連盟(JIFF)」とパートナーシップ協定を締結しました。

その活動の一環で、2018年11月18日(日)に開催されたJIFF加盟団体の特定非営利活動法人 日本アンプティサッカー協会(JAFA)が主催する
 「第8回日本アンプティサッカー選手権大会2018」
をJMAS社員で観戦しました。

会場:富士通スタジアム川崎

会場:富士通スタジアム川崎

◇アンプティサッカーとは
主に上肢または、下肢の切断障がいをもった人々によって行われるサッカーです。日常の生活やリハビリ医療目的で使用しているクラッチ(杖)で競技をおこなうため、足や手に障がいを持つ人々にとっては最も気軽に楽しめるサッカーのようです。

詳しくは、以下の日本アンプティサッカー協会(JAFA)のHPをご覧ください。
アンプティサッカーについて

◇アンプティサッカーを体験
試合を観戦する前に、アンプティサッカーを体験しました。クラッチをお借りして、パス回しや試合形式のミニゲームを体験しました。

体験会の模様

体験会の模様

体験する前から難しいイメージがありましたが、やはりとても難しく、想像を大きく超えていました。

“走る”、“トラップ”、“蹴る”といった、サッカーに必要な動作をすべて同じ足でおこなうため、バランスをとるのが難しかったです。とくに、トラップしてからのパス出しは、すべて同じ足でしなければならず、狙ったところになかなかボールがいきませんでした。
選手の皆さんは、クラッチを軸足にし、振り子のように体をゆらしてボールを蹴るため、勢いのあるパスを出していました。

また、体験会には、年齢や性別、障がいの有無に関係なく、さまざまな人が参加していました。アンプティサッカーは、誰もが楽しめるスポーツであることも感じました。

◇FC九州バイラオールが2年連続4度目の優勝
今回は3位決定戦と、決勝戦を観戦しました。2017年の大会も観戦しましたが、2018年の大会もとても見応えのあるものでした。

選手の皆さんはクラッチを巧みに操ります。走るスピードが速く、パワフルです。時に、アクロバティックなシュートを放ちます。障がい者サッカーという枠を越えた新しいサッカーを観ているような感覚になります。

試合結果は、以下のようになりました。

 ≪3位決定戦≫
 関西セッチエストレーラス4-1 アフィーレ広島AFC
 ≪優勝決定戦≫
 FC九州バイラオール2-0 FCアウボラーダ

FC 九州バイラオールが2年連続4度目の優勝でした。2017年の大会で、FC 九州バイラオールの萱島 比呂 選手のプレーを観て、アンプティサッカーのファンになりましたが、今年は、3位になった関西セッチエストレーラスの川西 健太 選手のプレーが印象に残りました。川西 選手は得点王に輝き、その得点能力の高さに驚きました。

今回のアンプティサッカー以外にも、ブラインドサッカー電動車椅子サッカー、知的障がい者サッカー、CPサッカー、ソーシャルフットボールなどを観戦したり、体験会に参加したりしました。この経験を通じて、実際にふれてみることの大切さを感じました。JIFFが掲げる「サッカーなら、どんな障害も超えられる。」というキャッチコピーに強く共感しています。

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◇観戦することが、選手に力を与える
最後に、「なぜ、試合観戦が障がい者支援になるか」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。観戦も立派な障がい者支援になるそうです。試合を観戦する方の多くは、協会・クラブの関係者や、選手のご家族とのことです。このため、我々のような一般人が試合を観戦し、応援することで、選手に大きな力を与えることができるそうです。