JMASでは、“学習する風土”の一環として「オープンC」という取り組みを実施しています。通常、部署内で開催するカンファレンス(通称:C)ですが、他部署の方を招き入れ、各部署の取り組みを共有するとともに、部署間のつながりを深める場として、定期的に開催しているイベントです。
8月3日(金)にモバイルソリューション部企画のオープンCを開催しました。
今回のオープンCは「AIとブロックチェーン」を主なテーマにセッション、デモ、ハンズオンを実施しました。開発の現場においてAI・ブロックチェーンの活用は、もはや当たり前になりつつあります。
JMASでも、AI・ブロックチェーンといったトレンド技術を日々の提案や生産性の向上に活用すべく、部署の垣根を超え、改めて情報共有を実施しました。
今回の学習テーマ
①AI(強化学習)
- 強化学習の概要
- 代表的な適用例
②ブロックチェーン
- ブロックチェーンの概要
- 特徴
- 事例紹介
- デモ・ハンズオン
AI(強化学習)
AI(強化学習)のテーマでは、他部署である事業企画部で最新技術に知見のある社員が、AIの最新情報について解説しました。
■機械学習の手法の一つである強化学習
強化学習とは、ある「環境」に置かれた「エージェント」が環境に対して「行動」し、得られる「報酬」が最大化するような推論モデルを生成する手法で、一般的なAIのイメージに近いです。
代表的な適用例として、Googleが開発したコンピュータ囲碁プログラムの「AlphaGo」などが挙げられ、ゲームやロボットなどの実現性を確認するためのシミュレータとしても活用されているなど、身近なゲームでの解説だったため、難しい内容でも、イメージしやすかったです。
ブロックチェーン
まずは、ブロックチェーンをテーマにモバイルソリューション部の社員が座学で概要を解説しました。
■今、注目されているブロックチェーン
ブロックチェーンは分散型台帳技術とよばれ、データベースの一部の台帳情報を共通化し、分散された個々のシステム間で同一の台帳情報を保持するというものです。製造から販売まで、複数の会社が関わる自動車製造業を例に挙げた解説でした。
続いて、モバイルソリューション部でブロックチェーンに関する研究会に参加した社員がデモ・ハンズオンを実施しました。
■ブロックチェーンを利用したデモアプリを構築
ブロックチェーンの特徴や仕組み、技術動向を学び、サンプルアプリのデモを行いました。また、デモで使用した環境を実際に構築し動作させてみる、ハンズオンも実施しました。
【参加社員の感想】
- AIやブロックチェーンについてはお客様も興味を持たれているので、今回得た知識を活用していきたい。
- ブロックチェーンが仮想通貨だけでなく、医療関係や野菜の物流などにも使われていることを初めて知った。
- ハンズオンで実際にデモアプリを動作させることで全体像の理解が深まった。
最後に
モバイル活用には、新しい技術の習得が不可欠となります。これからも部署にとじた活動にとどまらず部署をこえた技術共有を積極的に実施していきます。