現場の“課題”と“改善”を企業の資産に変える課題改善共有サービス
現場の“課題”と“改善“を企業の資産へ<安全衛生 編>
製造業などの現場においてはヒヤリ・ハットの情報共有、安全衛生活動に重点を置いている企業も多いかと思います。しかし、重点を置いても対策を練るということは時間も労力もかかるため、難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回のコラムでは、製造業などの人材不足による現場実態と、安全衛生活動をサポートする新たなサービス「現場課題シェア」をご紹介します。
人材不足で安全衛生環境の悪化が懸念される現場の現状
ハインリッヒの法則とは、労働災害の分野での事故発生についての経験則のことを指します。1件の重大事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害、そして300件のヒヤリ・ハットがあるとされているものです。

これまでは十分な人材やベテランノウハウによって300件のヒヤリ・ハットを捉えて、未然に重大事故を抑えてきた歴史があったと思われますが、人材が不足し、ノウハウが失われたらどうなるでしょうか?
いわゆる人材不足による現場人員減少や、製造拠点の統廃合、早期退職制度による退職などで、現場の安全維持力が落ちてきているとの指摘があります。
厚生労働省の調査によりますと現場における安全衛生管理の水準について、「低下している又は、低下するおそれがあると感じている」事業所の割合は11.7%となっています。
低下している又は低下するおそれがあると感じている事業所について、そう感じる理由(複数回答)をみると、「安全衛生管理を担っていたベテラン社員が退職し、ノウハウの継承がうまく進んでいない」が 31.4%と最も多く、次いで「経営環境の悪化で、安全衛生に十分な人員・予算を割けない」が 31.2%となっています。

この2つの理由の裏には、ノウハウが人に依存していること、人材減少の中で今までと同じやり方を続けていることがあります。今後ますます労働人口が減少する日本においては今までのやり方を変えていく必要があります。つまり、ベテランが居なくてもノウハウがいつでも豊富ですぐに引き出せて、少ない人数でも維持・推進ができるということです。
現場の“課題”と“改善“を企業の資産に変える
課題改善共有サービス「現場課題シェア」
「現場課題シェア」は、SPDCAサイクル回すことにより、現場で抱える以下のような課題を解決します。
