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2019年05月27日

BtoB EC担当者が活用方法をご紹介

【BtoB EC 基礎】BtoB ECとは?そのメリットと課題を解説

※本カテゴリは、現在執筆者が変わっております。

皆さん、こんにちは。
ジェーエムエーシステムズで、『BtoB EC』サービスを担当している星です。

近年、よく話題に上がるようになった『BtoB EC』ですが、「そもそもBtoB ECって何?」「どんなことができるの?」といった疑問をお持ちの方も、まだまだ多いかと思います。

そこで、今回のコラムでは、『BtoB EC』とは何のことか?どんなメリットと課題があるのか?を解説していきたいと思います。

Index

  1. BtoB ECとは?
  2. BtoB ECの採用を進める2つのメリット
  3. システム導入における課題
  4. 【BtoB 受発注システム 事例】販売代理店とのやり取りをEC化
  5. 【BtoB EC 事例】マーケットプレイスを3ヶ月で構築

BtoB ECとは、Business to Business electronic commerce(企業間における電子商取引)を意味します。言葉としては、企業と企業の間(BtoB)で、商品やサービスを売買する取引を、電子商取引(EC)で行うことを指しています。
少し前まで、電子商取引とは、大企業や大規模企業が、EDIなどを利用した専用システムで実現していました。しかし近年では、PC・スマホ・タブレットといったモバイル端末の普及により、中小企業でも企業間取引のEC化が進められています。

BtoB EC※実際は、ECサイト以外の手段でも実現できます。

経済産業省が実施した「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によると、平成30年の国内BtoB ECの市場規模は344.2兆円(前年318.2兆円、前年比8.1%増)に拡大しています。

また、EC化率は、BtoC-ECで6.22%(前年比0.43ポイント増)、BtoB-ECで30.2%(前年比0.8ポイント増)と増加傾向にあり、働き手不足や商機の獲得のため、引き続き商取引の電子化が進展しています。

BtoB EC引用:経済産業省 報告書 平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)

顧客との取引を、電話・メール・FAXなど手運用で行っているため、業務が煩雑になり、手間と時間がかかっていませんか?ここ数年、受発注業務のシステム化において、ECサイトを活用する企業が非常に増えています。

なぜ、BtoB ECをECサイトで実現させるのか、そのメリットは大きく2つあります。

1. 業務負担の軽減

  1. 業務のミス・工数の削減
  2. 電話・FAX・メールなどでの注文の場合、手作業での確認や業務システムへの入力など、ミスが発生しやすく、正確性に欠けてしまいます。防止するための確認作業も工数がかかり負担も増加します。
    BtoB ECを採用することで、手運用が削減され、大幅な業務軽減になります。

  3. 問合わせ対応の削減
  4. 商品の単価やスペック情報・注文履歴・在庫状況など、多くの問合せが寄せられ、担当者が電話、メールでの対応に追われることが多くあります。
    BtoB ECをECサイトで実現することで、取引先は問合わせをしなくても知りたい情報を確認できます。問合せ件数を減らすことで、今の運用体制でもより多くの受注を裁けるようになったり、より本質的な生産性の高い業務にシフトできます。

2. 販促の強化による売上・利益の向上

  1. 既存顧客からの売上拡大
  2. 取引がシステム化されることで、売り上げ状況をリアルタイムに把握できるだけでなく、ECサイトの利用状況も可視化できます。それらのデータを分析し、その結果をマーケティングなどの施策に活用することで、既存顧客からの売上拡大も見込めます。

  3. 新規顧客の開拓
  4. 実力や経験など異なるスキルの営業・スタッフがいる場合でも、ECサイトを導入すれば、正確な販促情報を同じ品質で既存顧客や新規顧客にも訴求できます。売上の向上や新規顧客の獲得につながる可能性が上がります。WEBなので、いつでもどこでもカタログのように提示でき、商品の提案もスムーズに行えます。

受発注業務を行う多くの企業が、BtoB ECの検討を始めても、以下のような課題・悩みに直面し、システム導入がうまく進まないケースが多いようです。

  • 長年の運用フローがあり、パッケージやクラウド型サービスでは対応できない
  • 独自のECサイトの構築で、膨大なコストが足かせになっている
  • 既存システムとの連携がうまく取れるのか不安

実際にお客様からいただいたお問合せでは、「長年築き上げてきたフローを崩さずにシステムを刷新したい」「予算と合わなくて困っている」などの悩みを抱えている方がいました。

以下に、これら足かせとなっていたお客様の課題・悩みを払拭した事例をご紹介します。

【アパレル用品の小売・卸業 A社 事例】

▼A社の課題

  • 電話・FAX・メールでの受発注業務に多くのリソースがとられていた
  • 受発注業務に多くの手間と時間を費やしているため、事業拡大の計画に遅れが発生していた
  • 創業以来多くの販売代理店と深い関係を築いていたため、A社と販売代理店との間で独自のルール・フローがあり、パッケージやクラウド型サービスでは対応できなかった
  • 事業拡大の一環で海外展開も視野に入れているが、海外展開へのノウハウがなかった
BtoB EC

▼事例の続きはこちら
【BtoB 受発注システム 事例】販売代理店とのやり取りをEC化

【サービス業 B社 事例】

▼B社の要望

  • B社では、新規サービスの提供にあたり、マーケットプレイス型のBtoB ECサイトが必要になった
  • 商品のデザイン性が高いため、ECサイト自体も審美性を重視したい
  • 短い期間で新規サービスの方向性を検証したいため、サービス提供までの期間を可能な限り短くしたい。また、導入コストもできるだけ抑えたい
BtoB EC

▼事例の続きはこちら
【BtoB EC 事例】マーケットプレイスを3ヶ月で構築

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