JMAS(JMA SYSTEMS Corporation) JMAS(JMA SYSTEMS Corporation)
2018年09月03日

スペシャリスト 菅原が、貴社のIoT化を後押しします!

Beacon(ビーコン)を活用した動線レポート

Q:改善活動のために構内の人の動きを可視化したいが、Beacon(ビーコン)を活用して動線レポートを作ることはできますか?

A:動線はある地点からある地点を線で繋いだものなので、Beacon(ビーコン)の2つの検知データをもとに線を繋ぐことで、動線レポートを作成することは可能です。

Beacon(ビーコン)とスマートデバイスの組合せで、人やモノの移動滞在を可視化することができることはご説明しました。

以前のコラム⇒スマホとビーコンで人やモノの動きを可視化 「ヒト・モノ可視化ソリューション」

みなさんがお持ちの動線レポートのイメージは、構内の図面上に座標データをプロットし、このプロットを線で繋ぐイメージだと思います。

一般的な動線図イメージ一般的な動線図イメージ

そもそもBeacon(ビーコン)はエリア内における検知対象の座標データを取得するものではないので、このような複数の座標データを線で繋ぐ動線図をBeacon(ビーコン)とスマートデバイスで行うことは、困難です。

また、屋外ではGPS、屋内ではUWB※1やIMES※2といった方法もありますが、いずれも機器やシステムが高価で、設置工事も必要なことなどから、ほとんど利用されていないのが現状です。

※1:UWB
Ultra Wide Bandの略称で、超広帯域無線とも呼ばれる無線通信方式。

※2:IMES
Indoor MEssaging Systemの略称で、JAXAが考案した屋内測位技術。

前回のコラム「Beacon(ビーコン)の位置情報の精度」でご説明したとおり、Beacon(ビーコン)はエリア内の座標データを取得するものではなくエリアの出入りを検知するものです。また、動線はある地点からある地点を線で繋いだものですから、Beacon(ビーコン)の2つの検知データをもとに線を繋ぐことで、動線レポートを作ることは可能です。

ただ、実際に構内レイアウト上に動線を表示するレポートを作成するためには、以下のような処理が必要です。

  • Beacon(ビーコン)検知エリアを図面上に配置する
  • Beacon(ビーコン)の受信ログ(時刻/BeaconID/受信端末ID)を図面上に表示させる
  • 時系列に沿って描線する
ビーコンを利用した動線図イメージビーコンを利用した動線図イメージ

JMASが提供するBeacon(ビーコン)を活用した動線レポート

JMASでは、Beacon(ビーコン)を使用して取得したデータから動線をレポートする、カスタムレポートの作成を行っており、以下のようなデータをもとに、改善のための分析レポートをご提案いたします。

  • 1日の活動による実際の動線はどうなっているのか?
  • どの経路の通行が多いのか?
  • 同じ時間軸で重複している移動滞在はどこか? など

ご興味のある方は、ぜひ弊社の「ヒト・モノ可視化ソリューション」サービスページよりお問い合わせください。

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