JMAS(JMA SYSTEMS Corporation) JMAS(JMA SYSTEMS Corporation)
2019年05月24日

スペシャリスト 菅原が、貴社のIoT化を後押しします!

センサー搭載でBeacon(ビーコン)の汎用性が向上

皆さん、こんにちは。
ジェーエムエーシステムズ(以下、JMAS)の菅原です。

以前のコラムでは、Beacon(ビーコン)の種類と価格についてお答えしました。

Beacon(ビーコン)の種類と価格

Beacon(ビーコン)は様々なシーンで活用される機会が多くなり、各メーカーが新しい製品を開発しています。今回はその中からいくつかをピックアップしてご紹介したいと思います。

Q.Beacon(ビーコン)にはどんな種類がありますか?

A.これまでのBeacon(ビーコン)は、ユーザーの位置情報を取得するための発信機としての役割が多かったです。
しかし、ここ最近では、センサー付きBeacon(ビーコン)やマルチアドバタイズBeacon(ビーコン)など、様々な種類のBeacon(ビーコン)が開発されてきており、より多くのシーンで活用できるようになってきました。

■センサー付きBeacon(ビーコン)
センサー付きBeacon(ビーコン)とは、センサーによってON/OFFを切り替えることができるBeacon(ビーコン)です。マグネットスイッチなどによって扉の開閉を検知して、Beacon(ビーコン)信号を送信できるものもあります。

このようなBeacon(ビーコン)を使って、トイレの満室情報を可視化するサービスなどの実現も可能です。

トイレ満室情報 可視化イメージ


■センサーBeacon(ビーコン)
センサーBeacon(ビーコン)とは、出力するBeacon(ビーコン)データフォーマットを切替できるBeacon(ビーコン)です。温度や湿度などの環境センサーが取得した値をBeacon(ビーコン)信号に載せて送信します。

利用シーンとしては、食品、材料、輸送物、植物育成などの環境センシングです。状態を維持したり、異常を検知したりといった用途に使用されることがあります。

■マルチアドバタイズBeacon(ビーコン)
マルチアドバタイズBeacon(ビーコン)とは、出力するBeacon(ビーコン)データフォーマットを切替できるBeacon(ビーコン)です。センサーデータそのものを送信するのではなく、センサーで取得した値によって出力するBeacon(ビーコン)データを切り替えたり、任意に設定した時間条件で出力するBeacon(ビーコン)データを切り替えたりすることができます。

出典:Okabe Marking Systems

一般的なBeacon(ビーコン)との違い

一般的なBeacon(ビーコン)はユーザーの位置情報を取得するための発信機としての役割ですが、今回解説したようなBeacon(ビーコン)は、モノや環境や可動部分の動き、状態の変化などをデジタルデータ化するものです。
センサーが搭載されているため一般的なBeacon(ビーコン)よりも1,000円~5,000円程度高い価格帯が多いです。

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