Magento担当者が活用方法をご紹介
【Meet Magento 2019 Japan③】他のSNSと何が違う?インスタグラムを利用したマーケティング手法とは
皆さん、こんにちは。
JMASの加納です。
先日、池袋にて開催された「Meet Magento 2019 Japan」にJMASのプロジェクトメンバーが参加してきました。今回はイベントの模様を紹介します。
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JMASで「Magento」を担当している森です。
今回のコラムでは、私が受講した「Meet Magento 2019 Japan」のセッションで語られた内容から、インスタグラムを利用したマーケティング手法について紹介します。
▼Magentoについては、過去のコラムでも紹介しています↓
・【BtoB EC 基礎】オープンソースのECプラットフォーム「Magento」の特長をご紹介
・【Meet Magento 2019 Japan①】今、「Magento」がアツい!「Meet Magento 2019 Japan」の模様を紹介します
・【Meet Magento 2019 Japan②】モバイルECサイトで購買につながる効果的なアプローチとは?
Index
Meet Magento Japanは、日本国内で開催されるMagentoのカンファレンスです。

インスタグラムは、若者を中心に世界中で流行している写真共有アプリです。日本でも、「インスタ映え」という言葉がトレンドになるほど人気があり、日本国内におけるユーザ数は3,300万人を突破しました。(2019年6月の調査)
インスタグラムは若い女性ユーザが多い印象ですが、最近では50代以上のユーザも増えており、年齢問わず誰もが利用するSNSツールとなっています。
今回のセッションでは、インスタグラムを使ったマーケティング手法について聞くことができました。
●インスタグラムユーザの利用傾向
日本国内のインスタグラムユーザの男女比は、男性43%、女性57%となっています。そして、月間アクティブ率は約85%に到達しています。他国と比較すると、日本でのインスタグラムの利用には次のような特徴があるとのことです。
- 朝一でインスタグラム
日本国内のインスタグラムユーザの5人に1人が、朝起きてすぐにスマホを手にしてインスタグラムを開きます。そして、日本では世界平均の約3倍ものハッシュタグ検索が行われているそうです。 - ストーリーズ
DAU(Daily Active User:1日あたりのアクティブユーザ)の70%がストーリーズを使用しています。日本では、1日700万件のストーリーズが投稿されているようです。 - ビジネスアカウントのフォロー
80%のユーザがビジネスアカウントをフォローしており、その80%以上がビジネスアカウントによる投稿をきっかけに何かしらのアクションを起こしているという調査結果も出ているそうです。
●ショッピング機能について

2019年より、投稿された画像から直接購入できるショッピング機能が導入されました。決済機能の実装もスタートしており、日本では一部の業界でのみ実装されています。
日本でも近いうちに導入されると言われていますが、実装するためにはいくつかの条件があります。
- 提供者契約とコマースポリシーに準拠した物理的な有形商品を販売していること
- インスタグラムのビジネスプロフィールに移行済であること
- Facebookでショップセクションを追加、もしくはビジネスマネージャでカタログを作成していること(Magentoも対応させられます)
- インスタグラムのアカウントに所有権のあるFacebookページと接続されていること
●インスタグラムの基本アルゴリズム
ショッピング機能を有効利用するには、SNSの基本アルゴリズムとインスタグラムのアルゴリズムを知る必要があります。
<SNSの基本アルゴリズム>
- 親密度(Relationship)
SNS内で、ユーザ同士がどれだけ交流しているかを示す基準 - 重み(Interest)
いいね、コメントなどの反応数が多い投稿が優先される基準
(いいね<コメント<シェア、文章のみ<画像投稿<動画投稿) - 経過時間(Timeless)
時間的に新しい投稿が優先され、時間とともに表示順が下がる基準
<インスタグラムのアルゴリズム>
- 積極的にアクションを起こしているユーザの投稿が優先される
- 投稿に長い時間をかけた(過ごした)アカウントを重要視する
- Facebookと異なり、ビジネスアカウントと個人アカウントを区別しない
- Facebookと異なり、画像か動画かの形式は区別されず、各ユーザのエンゲージメント数に基づいて判断する
- Facebookと異なり、フォローしている全ての人の投稿が表示される
- フィード投稿もストーリー投稿もまんべんなくおこなうアカウントの投稿を優先する
- ハッシュタグが多いなどの理由で優先順位を下げたりしない
- ハッシュタグと写真の親和性が重視される(文章よりも写真との親和性を重視)
インスタグラムでショッピング機能を利用するためには、「ペルソナ設計」と「KGI・KPIの設定」が重要になります。それに加えて、投稿一覧に表示される写真の重要度も高く、コンセプトを決めて世界観を統一した方が良いと言われています。必ず入れるモノや色を決めて統一することも効果があります。
●まとめ

インスタグラムだけでなく、FacebookなどのSNSで、シームレスに商品を購入できるようになってきています。まだ日本では浸透していませんが、近い将来、SNSを利用したショッピングが当たり前になると言われています。
各SNSの特性を理解し使い分けることで、効果的なマーケティング成果が期待できるでしょう。
▼Magentoを活用した「2nd STEP」の導入事例はこちら
・【BtoB 受発注システム 事例】販売代理店とのやり取りをEC化
・【BtoB EC 事例】マーケットプレイスを3ヶ月で構築
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