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- 株式会社オータケ
カスタマイズ可能なセカイカートで
自社の業務フローに適合した新ECサイトを構築
オンラインでの受発注体制を整備し、
業務運営の安定性を強固に

目的
BtoB ECをベースにECサイトを構築し、企業間での受発注業務プロセスの標準化と効率化を実現したい
- 概要
- 株式会社オータケ(以下、オータケ)は、企業間での受発注業務プロセスの標準化と効率化を図るために従来のECサイトをリプレースしたいと考えていた
- 従来のECサイトはUI(見た目・操作性)の自由度が低く、機能追加などのカスタマイズの柔軟性も欠いていた
- BtoB ECサイトの構築・運営に必要な機能を標準搭載し、カスタマイズ性も高いJMASのクラウドサービス「セカイカート」を採択した
- 新ECサイト「タケコム」をリリースし、受発注業務での利用率の向上と定着化を図っている
- 課題
- 売り上げ全体に占めるEC比率が低く、顧客にとって利用価値の高いECサイトを構築したかった
- 2025年問題の1つとして挙げられる労働力人口減少への備えとして、受発注業務の属人化を段階的に解消することが求められた
- 選定理由
- プロジェクトの性質に合ったチーム編成力と技術力、実績に優れている
- BtoB ECサイトの構築・運営に必要な機能を網羅している
- 効果
- 顧客が注文判断に必要な情報を迅速に入手し、見積依頼、発注までを一貫して行えるBtoB ECサイトを構築できた
- 受注に伴う一連のプロセスをWeb上で完結できるようになった
BtoB EC導入で受発注業務を標準化したい

オータケは名古屋市に本社を置き、工場・プラントのエネルギー供給や流体制御、ガス・水道、空調・衛生設備などで使用される管工機材を取り扱う専門商社だ。全国13支店・営業所を拠点に販売網を拡大し、パイプ・バルブ・ジョイントという配管材はもとより、給湯・給水設備やトイレ・浴室などの住宅設備機器、空調設備機器、特殊なオーダー品に至るまで多種多様な商品を供給している。
オータケは企業間での受発注業務プロセスを主にFAXや電話などを介して行っており、それを補完する役割としてWeb EDIベースのECサイトを運用してきた。ただ、ECサイトの利用率は運用当初から伸び悩んでいたという。
営業本部 課長 佐藤 健永氏は、「従来のECサイトは特定の取引先とあらかじめ定められたフォーマットで取引データをやり取りし、商品の受発注と在庫管理を行えるだけの仕組みです。その構造上、自由度が低く、精細な商品画像や説明を表示できないばかりか、商品検索、取引先ごとの詳細設定などカスタマイズも行えませんでした。競合他社が売り上げ全体に占めるEC比率を伸ばしていく中、われわれもお客様にとって利用価値の高いECサイトを構築したいという思いが強くなりました」と語る。
また、2025年問題として多くの企業が直面する労働力人口減少への策を講じることも求められた。その一環として検討されたのがBtoB ECサイトを活用した受発注業務の標準化である。
佐藤氏は、「FAXや電話を介した受発注プロセスは手書きや口頭でのやり取りが中心となるため、業務の進め方に個人差がありますし、注文内容の確認漏れや誤読、聞き違い、入力ミスなども起こりやすいものです。従来の受注体制を漫然と続けていれば退職者や離職者が出てきたときに業務運営の安定性が損なわれてしまう恐れもあります。将来を見据え、まずは受発注業務のEC比率を高めるメリットの周知と動機づけを図り、ECサイトのリプレースを決めました」と話す。
UIと機能のカスタマイズ性を重視して
JMASのソリューションを選定

オータケは2023年10月より、BtoB ECパッケージを提供するベンダーの調査を開始。RFIを複数社とやり取りして情報収集を行ったがいずれも決め手を欠き、候補についておおよその見当をつけるにとどまっていた。ベンダー選定が進展したのはその後だ。2024年2月に開催された「イーコマースフェア 東京 2024」でのJMASとの出会いがきっかけである。
システム室 次長 小宮 章敬氏は、「JMASが提供するソリューションは、取引先ごとに商品取引の可否や販売価格などを変更・調整したり、顧客からの問い合わせ履歴を一元管理したりできるなど、BtoB ECサイトの構築・運営に必要な機能を標準搭載しています。UIの自由度はもちろん、当社の業務フローに合わせて機能追加を行えるカスタマイズ性も申し分なく、好感触を持ちました」と語る。
その後、JMASを含む4社にてコンペを実施。基本的な機能だけでなく、プロジェクトの性質に合った現場の技術力・コミュニケーション力などのスキル、実績、コスト、リリース後のマーケティングサポートなどを総合的に評価し、JMASをパートナーに指名した。日本能率協会グループの一員としての社会的信用力も大きなポイントだったという。
開発フェーズでは、JMASが入念なヒアリングを通じて管工機材業界特有の商習慣への理解を深めながら要件定義を実施。プロジェクトの目的と業務要件、技術要件に合わせて必要なスキルや知識、経験を持つチームを編成し、プロジェクトマネージャー、プロフェッショナルエンジニアがそれぞれの役割と責任範囲を完遂した。
小宮氏は、「JMASは当社のビジネスに適合するBtoB ECのあり方について熟考した上で緻密な要件定義を行い、設計、実装、テストなどの工程を滞りなく進めてくれました。開発途中での仕様変更や機能拡張にも柔軟に対応してくれたのが印象的です。現業と兼務する形で基幹システムの商品マスターを整理していく過程は苦難の連続でしたが、商品項目の定義や商品カテゴリ分類などにおけるJMASの的確な助言と支援のおかげでなんとか乗り切ることができました」と話す。
JMASとともにエンドユーザが使いやすいUIを追求

オータケは2025年6月、JMASが提供するBtoB ECソリューション「セカイカート」をベースにECサイトの全面リニューアルを果たし、新ブランド「タケコム」として始動させた。
タケコムは得意先企業が24時間365日見積・注文・問い合わせ可能なBtoB ECサイトだ。建設会社や設備業者、工務店、販売店などの既存顧客が商品の画像、寸法、材質、価格、在庫などの注文判断に必要な情報を迅速に入手し、見積依頼、発注までを一貫して行える。顧客ごとに取引実績や契約条件に応じた価格や掛け率、キャンペーンが自動的に適用・表示され、発注履歴画面から再注文を行うことも可能だ。オータケの受注担当者も注文内容や在庫状況の確認、顧客情報の照合、請求書の作成、入金管理、出荷・配送管理をWeb上で完結できる。
小宮氏は、「エンドユーザにしてみればUIこそがシステムのすべて。システムが本来の役割を果たすことを前提として、エンドユーザの使いやすさを重視するUI設計に注力しました。商品検索機能の強化は今回のリニューアルの目玉の1つです。画像や図面で商品を選択できるインターフェースを実装するとともに、商品カテゴリや価格、規格、スペック、メーカーなど、多様な条件で商品を絞り込めるようにしています」と語る。
本プロジェクトは自社ECサイトの刷新・公開という一次フェーズを終えたばかりであり、受発注業務の効率化やリードタイムの短縮、コスト削減などの成果が見えてくるのはこれからだ。当面は、営業活動と連動したプロモーション展開やSEO施策、機能改善によってさらなる利用促進を図っていく。たとえば、タケコム内の商品の入力検索について表記のゆれや誤字、略語、地域・業種による呼称の違いを吸収し、エンドユーザの意図に応じた検索結果を表示できるように改善を加える。また、Googleなどの検索エンジンで上位表示されるようにECサイトの構造・コンテンツを最適化し、オーガニック検索経由での流入も増やしていきたい考えだ。
取締役 営業本部 副本部長 山田 勝猛氏は、「近く、EC戦略の立案から実行までを一貫して担う専任部隊を組織化する計画です。その中でわれわれがJMASに期待するのは、彼らと密接に連携した情報共有と技術支援です。タケコムをお客様から長期的に支持されるECチャネルに育て上げていくために今後も力を貸していただきたいと考えています」と話した。
会社プロフィール

- 社名
- 株式会社オータケ
- 本社
- 愛知県名古屋市中区丸の内2丁目1番8号
- URL
- https://www.kk-otake.co.jp/
オータケは名古屋市に本社を置き、工場・プラントのエネルギー供給や流体制御、ガス・水道、空調・衛生設備などで使用される管工機材を取り扱う専門商社だ。全国13支店・営業所を拠点に販売網を拡大し、パイプ・バルブ・ジョイントという配管材はもとより、給湯・給水設備やトイレ・浴室などの住宅設備機器、空調設備機器、特殊なオーダー品に至るまで多種多様な商品を供給している。





















